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金利上昇リスク

2020年10月05日(月曜日)


不動産投資の一つのリスクとして金利上昇が挙げられます。ただし、その金利上昇をもう少し読み解くと一概にリスクだと言えない面もあることが分かってきます。

この記事では、不動産のリスクと見落としてはいけない不動産の持つ良い性質を説明できればと思います。


過去の流れから見えてくること


地価・日経平均株価・長期金利の推移


下の図を見ると、世の中の景気に合わせて株価・金利は動きます。それに合わせて公示地価の動きも似ていることが読み取れます。


上記にも記載していますが、金利が上がるともちろん月々の返済額が上がってしまいますので、ローンを組んでいる方には確かに金利上昇は不動産投資の一つのリスクと言うことが出来ます。

(ただし、上記リスクを回避するローンの組み方もあったり回避策もあります。詳しく聞きたい、少しでも気になるという方はお気軽にご連絡ください。)

もう一つの着目点として、日経平均株価・金利が上昇すると遅れをとりながらも土地の価格も同じ動きを見せています。

そして、バブル期は株価や金利の上昇につられるように不動産の価格も上昇し、バブル崩壊後は株価や金利の下落に伴って不動産価格も下落しました。

つまり、このように金利と不動産は、基本的には連動するものであるともいえます。



地価・日経平均株価・長期金利の連動性



先のグラフを使って、日経平均株価に注目してください。

日経平均株価と長期金利の推移を見てみると、ほとんど同じ動きをしており連動性がわかります。

つまり、不動産を所有していればインフレにも対応できるということです。

現金しか所有していない場合、100万円の預貯金はインフレになると100万円の価値がなくなってしまいます。

インフレに対応できる資産形成を行うことはとっても重要であるといえます。これが不動産投資の一つの魅力的な性質と言えるポイントです。

いかがでしょう?

今回の記事では、金利上昇リスクから読み取れる不動産という資産の性質をみることができました。

金利上昇をリスクとしてだけみるのではなく視野を広げることでインフレ対応できる資産であることも理解できました。それは、不動産投資に臨む際の一つの判断基準にすることができるのではないでしょうか。

今回の記事だけでなく、他の事でもなにかわからないこと、相談したいことがあればお気軽にご連絡ください。